第35回医療情報学連合大会(第16回医療情報学会学術大会) 2015年11月1日~4日 沖縄県宜野湾市
チュートリアル5.「HL7の普及に向けて“e-Learning”のご紹介」
11/1(日) 13:30-15:30/E会場
<概要>
日本におけるメッセージ交換の基本であるHL7の入門編の解説と、なぜHL7が医療情報標準化基盤として定着しているかを解説し、
日本HL7協会で開講したHL7 V2 e-Learningコースの概要を紹介します。
<主催> 日本HL7協会
<座長>高坂 定(日本HL7協会)
<演者>
1.木村 通男(浜松医科大学)
2.岡田 美保子(川崎医療福祉大学)
3.高坂 定(メディック総研)
<参加申込>事前参加登録が必要です。ご希望の方は下記サイトで登録をお願いします。
事前参加登録ページ:http://www.hl7.jp/
<参加費>日本HL7協会会員 無料、一般参加者 3,000円
<医療情報技師ポイント> 1ポイント(予定)
チュートリアル6.「IHE UPDATE 2015」
11/1(日) 15:50-17:20/E会場
<概要>医療機関の中で稼動する情報システムの守備範囲が年々大きくなっていく反面、業務の細分化が進むことで、医療情報システムは複数のメーカが提供し、かつ、複数のシステムが稼動するマルチベンダ/マルチシステム化が進んでいます。IHE(Integrating the
Healthcare Enterprise)は、このような環境で発生する問題を解決するために1999年に北米で誕生しました。日本国内では2001年にIHE-Jが設立され、2007年に日本IHE協会となり活動を継続しています。
IHEは、病院情報システム(HIS)、放射線部門システム(RIS)、医用画像管理システム(PACS)、検査部門システム(LIS)などの医療情報システムの相互運用性(情報の連携)を推進する統合化プロジェクトです。近年では、地域連携システムの実現に役立つ仕組みや、ベッドサイドや手術室などに導入する病棟システム、処方・調剤や歯科領域についても検討の範囲が広がっています。日本国内においても、HELICSが検討する医療情報標準化指針において、地域医療連携における情報連携基盤技術仕様や医用画像の媒体経由の交換方法などが採択されました。本チュートリアルでは、はじめてIHEに触れる方に概要を説明するとともに、2015年のコネクタソンから正式採用された放射線領域の業務シナリオSWF.bや眼科分野の最新の検討状況など各検討領域の最新の動向について解説いたします。
<主催> 一般社団法人 日本IHE協会
<座長>
安藤 裕(日本IHE協会 代表理事)
細羽 実(日本IHE協会 ITI企画委員)
<演者>
細羽 実(日本IHE協会 ITI企画委員会)
塩川康成(日本IHE協会 放射線技術委員会)
石井尚実(日本IHE協会 臨床検査委員会)
篠崎和美(日本IHE協会 眼科企画委員会)
<参加申込>事前参加- 会員(※1)2,160円、非会員 5,140円 (事前振込み)
※1 会員種別詳細は、事前参加登録ページにてご確認ください。
事前参加登録ページ:https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=37
<医療情報技師ポイント>1ポイント
<補足事項>
-参加する方は、必ず参加登録をお願いします。
-本チュートアルは連合大会期間中の開催となりますので、ご参加には<連合大会の参加登録が必要>です。
-参加受付後、受理のご連絡をメールにてお送りし、請求書を郵送いたしますので、指定の口座に参加費の振り込みをお願いいたします。
チュートリアル7.「『病院情報システムの利用者心得』を用いたユーザ教育(HI-UP)の実践」
11/1(日) 15:50-17:50/F会場
<概要> HI-UP(Hospital Information System User Program、ハイアップ)とは、「病院情報システムの利用者心得」に基づいた利用者研修を行うための、標準的な「教育プログラム」です。
病院情報システムの利用者教育に関しては、既に独自の教育・研修プログラムを立ち上げておられる病院がある一方で、様々な事情により十分な教育を実施できていない病院も決して少なくなく、標準的な教育プログラムが求められているのが現状です。
そこで医療情報技師育成部会では、病院情報システムの一般利用者を対象とした標準的な教育プログラムとなるように、HI-UPの構築を進めてきました。具体的には、対面講習で使っていただくスライドと、受講者の理解を確認するためのテスト問題および解説を作成・提供して、これらを使った利用者研修を各施設で実施していただこうというものです。
2015年3月から、試行的なHI-UP研修を様々な規模の施設で先行実施していただきました。HI-UP委員会では、先行実施の結果を踏まえてHI-UP講習会スライドとHI-UPテストの改善を行い、2015年11月から希望施設に提供できるよう準備中です。あわせて、HI-UP講習会で講師を担当した医療情報技師に対する更新ポイントの付与に関する規程が医療情報技師育成部会にて整備されました。
本チュートリアルではHI-UPに基づく講習会の実施手順をご説明します。具体的には、これからHI-UP研修の実施を検討される施設向けに、HI-UP研修の進め方のモデルについて解説し、3つの先行実施病院から事例報告をいただきます。さらに提供予定のHI-UP講習会スライドの一部を紹介します。
<主催>一般社団法人日本医療情報学会 医療情報技師育成部会 HI-UP委員会
<座長>
花田英輔(佐賀大学大学院工学系研究科)
八幡勝也(医療法人 住田病院)
<演者>
岸 真司(名古屋第二赤十字病院 医療情報管理センター)
酒井順哉(名城大学大学院・都市情報学研究科 保健医療情報学)
三原直樹(大阪大学医学部附属病院 医療情報部)
田淵真弘(医療法人社団 同仁会 金光病院)
中野まどか(医療法人陽和会 南山病院)
吉野孝博(福井大学医学部附属病院)
八十島孝博(新札幌豊和会病院)
<事前参加申込> 不要
<参加費> 無料
<医療情報技師ポイント> 1ポイント
チュートリアル8.「臨床指標を考える-Ⅲ地域医療連携システムと臨床指標」
(市民の健康管理に役立つシステムを構築するために)
11/1(日) 15:50-17:20/C会場
<概要>HELICS協議会では、わが国の臨床指標の具体的な標準化を目指して、平成25年度より、「臨床指標を考える」と題してシンポジウムを開催してきた。
平成25年度:Ⅰ臨床指標の役割とは
平成26年度:Ⅱ病院情報システムと臨床指標
今年度は、「Ⅲ地域医療連携システムと臨床指標」と題して、シンポジウムを開催する。近年、地域医療再生基金などで各地に地域医療連携システムが構築されてきたが、それらのシステムが地域住民の医療や健康の向上に役立っているかの評価は、まだ十分にされていない。
本シンポジウムでは、下記の2つの視点からの事例の発表を交えて、今後臨床指標のあるべき姿を参加者とともに考えてみたい。
・ 臨床指標による地域住民の健康管理
・ 地域医療連携システムを評価するための臨床指標
<主催>医療情報標準化推進協議会
<座長>豊田 建(医療情報標準化推進協議会)
<演者>
1.豊田 建(医療情報標準化推進協議会)
2.石田 博(山口大学医学部附属病院)
3.木村 博典(国立病院機構長崎川棚医療センター)
4.猪飼 宏(山口大学医学部付属病院)
<参加申込>不要
<医療情報技師ポイント>1ポイント